保護猫ルンタ

2025/01/23

t f B! P L

以前の投稿でお知らせしたとおり、「ねこのきもち」さんに我が愛猫ルンタのことを載せていただいたのですが、実はそもそもなぜお声がけいただいたかというと、ルンさんを受け入れたばかりのころのこのXの投稿がきっかけでした。


「ねこのきもち」の記事でも少し触れていますが、このあとルンさんは高いところにも登れるようになり、ある日キッチンから鳴き声が聞こえるので行ってみると、ドヤ顔でキッチンフードの上に乗っていたことがありました。



ルンさんを迎えてから4カ月弱のことでした。

その数カ月後、今度は冷蔵庫の上も制覇します。



私はペットを迎えるなら保護犬か保護猫にしたいとずっと思っていたので、里親のサイトなどをずっと眺めて過ごしてきたのですが、「心に傷を負っている子もいる」という注意書きがあることが少なくないことにやがて気づきました。ルンさんは最初からとても人懐こくて、心に傷を負っているというようにあまり感じたことはなかったのですが、「高いところに登る」という、猫としては重大な能力が発揮できないのは、やはり心の傷を負っている以外のなにものでもないのでしょう。。。

なので、このときのドヤ顔を見たときにどれほどうれしかったかは言葉では言い尽くせません☺️

受け入れてからの変化といえば、ルンさんが我が家に来て1年以上経った2024年後半(正確な時期は覚えていないのですが)に、「ふみふみ」を突然始めたこともあります。それまでもうれしいときはヘソ天して前脚をバタバタさせて「エアふみふみ」をしていたのですが、よくSNSなどで見かける、猫さんがふかふかの毛布や飼い主さんの膝などでふみふみするようなことはそれまでまったくしていなかったのに、突然、お気に入りのクッションの上で始めました。


最近は、夜寝るときは一緒に布団の中に入ってきて、寝る前にずっと私の腕でふみふみしてから寝ています。この「ふみふみ」も、私のことを心底信頼してくれるようになったとか、安心できると感じるようになったということの表れかな〜と思うと、うれしいやらかわいいやらで、爪を立ててふみふみされる痛みなんてふっとんでしまいます(笑)

ルンさんの場合、「心の傷」だけでなく、「身体的な傷」もあります。保護された時点で左目がかなりひどい炎症を起こしていたそうで、瞬膜(普段は目頭に隠れている薄い膜)が引っかかって切れて完全には閉じない状態になっているのです。そのせいで左目の成長が妨げられたのか、健康な右目と比べるとサイズも小さいし、瞳孔も小さいように見えます。かわいいお顔が台無しだ〜😭


ということで、いろいろな「傷」があるルンさんですが、とても人懐こいし愛情深いし面白いしで、毎日いろんな感情を抱かせてくれる存在です。家に閉じこもりきって日々翻訳ばかりしている在宅翻訳者にとっては非常に貴重です(笑)

ちなみに、私が保護犬や保護猫に関心を持つようになったきっかけは、はるか昔の1990年代、イギリスに住んでいた時に毎日のように見ていたテレビ番組「Pet Rescue」(ペットレスキュー)でした。


英国動物虐待防止協会(RSPCA)が動物を保護する活躍を描くドキュメンタリーで、確か平日の毎日(あるいは週数日だったかも?)夕方から30分間放送していました。番組では保護された動物の里親を募集することもあり、私はそこで初めて、保護動物の里親という概念を知りました。

日本でも今ではテレビで動物の保護活動が取り上げられるようになり、保護犬・保護猫を迎えることはかなり一般的になってきたと思います。「里親」とか「保護犬」「保護猫」などのキーワードで検索すると、たくさんのサイトが見つかります。温かいお家を待っているかわいい子たちがたくさんいます。もしも犬や猫を飼おうかなと思っている人がいたら、ペットショップで買う前に、ぜひ保護犬や保護猫という選択肢を考えてみてはいかがでしょうか。


QooQ