おはようございます。
ブログを復活させたものの、新刊のお知らせがそうそうあるわけでもなく、日頃ただただ猫と原文とたわむれながら生活をしている引きこもり在宅翻訳者にとって書くことが多くあるわけでもなく、また更新が滞りがち。。。
と思っていたのですが、普段ツイッター(絶対にXとは呼びたくない人(笑))に投稿してはいるものの、140文字では書ききれない我が愛猫さんのことがたくさんあるな〜と日頃から思っていました。なので、それをブログに書いていくことにしました。
猫飼いのパイセンのみなさまのなかには「そんなの知ってる」ということをあたかも新しい情報であるかのような驚きを持って書くこともあると思いますが、そこは新米下僕だと思って生ぬるく見守ってください(笑)
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猫さんを迎え入れてもうすぐ1年半が経ちます。受け入れたときは1歳くらいだったと思われる猫さんも、だいぶおとなになりました。おとなになったな〜というのは、行動を見ていても思います。
先日お伝えしたとおり、「ねこのきもち」さんに記事を載せていただいたのですが、実はここに書かれている「最初は、ルンタくんのエネルギッシュな行動を目の当たりにして悩むこともありましたが」という文言は、かなりオブラートに包んだ表現。ルンさん受け入れ直後、私は実はもっと激しく悩み、苦しい時期もあったのです。よく泣いていました。。。ねこのきもちさんにはそのことも伝えたんだけど、そのうえでこのようなオブラートに包まれた結果となりました(笑)
具体的にどんなことがつらかったか、猫を受け入れることを検討している人の参考になればと思い、書いてみます。
つらかった理由その①は、真空行動。猫、とりわけ若い猫が夜中に大運動会をするという話は一般常識としては知っていましたが、あそこまで激しく長いものとは知りませんでした。うちの子は夜中は寝るので大運動会はしないものの、受け入れ直後は朝晩、家中をハァハァ言いながら(途中休憩を入れつつ)何時間も駆けずり回っていました。
あまりにも激しいため、そこにいることがつらくなってしまい、リビングにあるペットカメラをオンにして自分は寝室にこもり、ペットカメラで猫の安全を見守りながら早く終わってくれないかと祈ったり。夜のベランダに出て運動会が終わるのを待ったり。
つらかった理由その②は、家を猫仕様に変えざるを得なかったこと。これは、猫を受け入れると決めた時点で当たり前といえば当たり前なのですが、地味につらかったです。というのも、当時私は今のマンションに引っ越してちょうど1年が経った頃。少しずつ家具を揃え、観葉植物を置き、自分の好きな空間を作り上げていたさいちゅうでした。
その観葉植物(猫に安全とされるサンセベリア)も、好奇心旺盛な猫さんがじゃれつくので玄関に移動させざるを得なくなりました。また、観葉植物を乗せていた本棚では、中にしまってある本で爪を研ぎ始めたため、本棚自体を別の部屋に移動させざるを得なくなりました。
この本棚は、サンセベリアを乗せたり写真を立てたりと自分の部屋の中で好きな空間だったのに、今はその場所には、ボロボロのカラーボックスが置いてあります(泣)
つらかった理由その②の中でも特につらかったのが、本で爪を研ぐようになったこと。これはどうも、本で爪を研ぐと私が大騒ぎするから、それをおもしろがってか、構ってほしくてか、やっていたと推測されます。
本なんてまた買ってくればいいのかもしれませんが、私にとって本とは、単なる紙のかたまり以上の意味を持つものだったりもするのです。お気に入りでもう何十年も手放さずに、千葉県、ロンドン、東京、千葉県と引っ越しを重ねた中でずっと手元においておいた大切な本もあります。それに爪を立てられたら、泣くに泣けません。
そんなこんなで、猫さんを受け入れて最初の数カ月はかなりのストレス状態でした。
日々、新しいことの連続なので何かあると携帯で検索をしていたのですが(便利な時代でよかった)、そんなときに「育猫ノイローゼ」という言葉を知り、毎日のようにこの言葉をググっていたときもありました。
猫から離れている外出中に猫の写真やイラストを見ると、気分がすぐれなくなることもよくありました。
そんな愚痴を当時、よくツイッターで呟いていました。SNSってこういうとき、救われますね。猫飼いのパイセンたちが、アドバイスをくれたり、励ましてくれたりしてかなり助かりました。本当に、当時やさしい声をかけてくださったみなさま、ありがとうございました(笑)
そういえば、このころにリアルで会った相互フォローの方から、自分も猫を飼い始めたばかりであまりにもつらかったけど、一連の投稿を見て自分だけじゃないって安心できた、と言われたことがありました。私もこれを聞いて、かわいいはずの猫を相手にこんなに悩んでいたのは自分だけじゃなかったと知ってうれしかったのを覚えています。
「今は昔」のお悩み話や、受け入れ直後のエピソードで書きたい話は他にもあるのですが、長くなったのでまた次回に。