マインドフルネスストレス低減法のコースを受講することにしました。
マインドフルネスストレス低減法とは、Mindfulness-Based Stress Reduction――略してMBSRといって、ジョン・カバット・ジン氏が考案した、ストレスに対処する手法です。8週間、「マインドフルに過ごす」ことに焦点を当てるもので、これを教えてくれるコースは日本を含め世界中で提供されています。
私が今回受講を始めたのは、ジョン・カバット・ジン氏が名誉教授となっているマサチューセッツ大学医学部の医療機関が提供しているコース。マサチューセッツ大学医学部はカバット・ジン先生のいる本家本元の学校ですよ!(当然ながら、カバット・ジン先生から直々に教えてもらえるわけではありません。。。)
本来はマサチューセッツにまで行かないと受けられないものだと思いますが、新型コロナウイルス感染症のsilver liningと申しましょうか。。。すべての講座がzoomになっているので、日本からも参加できることになりました。
まだオリエンテーションと1回目が終わったところですが、アメリカを中心に世界中から生徒が集まっており、さっそく良い刺激を受けています。ちなみに私たちのコースは参加者が35人くらいのようです。
「マインドフルネス」って今一つどういう意味かぼんやりしていて分からない、という人は少なくないと思います。わりと日本では、「瞑想」「座禅」「マインドフルネス」がごっちゃに使われているような気がしますが、私の理解では、それぞれ少しずつ違います。
マインドフルネスは、英語のmindfulnessから来ていますが、mindfulは「気をつける」とか「注意を払う」という意味があります。
座禅は「心を無にする」とよく言われるように、邪念を払うことに集中します。
瞑想は、視覚化(ビジュアライゼーション)をするものもあれば、何か一点に集中するものもあり、やり方はいろいろあると思います。マインドフルネスや座禅を全部ひっくるめて「瞑想」と表現することもできると思います。
で、このMBSRのコースは、「マインドフルに過ごす」ことに注意を払います。
どういうことかというと、たとえば、目の前にある食事をただ何も考えずに口に運ぶのではなく、味や舌ざわり、においなどに注意を払いながら食べる。。。など、普段は何気なくしてしまうような行動にも、「心を込める」ということです。
8週間、40分間のマインドフルネス瞑想を毎日するなどわりとヘビーな宿題があるので、仕事が山ほどあるとあらかじめ分かっている時期に受講は難しいですが(汗)、少し立ち止まって自分に向き合う時間を取ることができる今、真剣に取り組む予定です(*^^*)
8週間後にどう心に変化が起こっているか、楽しみです。