フリーランスの福利厚生を考えてみた

2020/03/30

ひとり言

t f B! P L
翻訳をしている人は、フリーランスで働いている人が多いと思います。私はフリーランスという働き方を心から愛しています。たぶん、そういう人じゃないとフリーランスなんてあまり「甘み」の少ない働き方は続かないですよね。。。

会社員をしていたときは、有給休暇があったり、福利厚生があったり、交通費が支給されたり、いろいろと手厚く面倒をみてもらっていたものです。

そんな好待遇がなくなってしまってもやはり、フリーランスという働き方が私は好きなのですが、それでも、会社員時代に享受できた福利厚生的な何かをフリーランスでも使えないかな〜〜。。。と思い、フリーランスで使える「福利厚生サービス」を探してみました。

事業主本人は福利厚生は使えない

とっても大切なことをまず書いておくと、フリーランスは福利厚生を経費として計上できませんので、誤解されないようにお願いいたします。

たとえば個人事業主の場合、自分以外の従業員がいればその人の分は経費で落とせますが、福利厚生は本来、従業員を慰労するためのものであるという性質から、事業主本人は福利厚生となるものを経費を計上して利用することはできません。

ただ、いずれにせよ自腹で何らかのサービスを利用して代金を支払うのであれば、少しでも安い方がいいですよね。下記でご紹介する個人事業主向けの福利厚生サービスは、会費を払えば映画鑑賞券を割引で購入できたり、温浴施設を割引で利用できたりできるものです。

たとえ会費を経費として計上できなくても、仕事で活用したものには経費として計上できるはず。この場合、割引を受けて経費を安く抑えることはできるのではないでしょうか。

例えば、福利厚生サービスの中には、宿泊費の一部補填などが受けられるものもあります。なので例えば出張したときに泊まったホテル代については、福利厚生サービスの会費は自腹で払いつつ、割引をしてもらったホテル代は経費として計上できるということになります。経費が少し安くなります。

どんな福利厚生サービスがある?

ベネフィット・ステーション・プライベート

さてそれでは具体的に、フリーランスにはどんな福利厚生サービスがあるか、私ががんばって調べた成果をご紹介します(笑)

有名なところでは、ベネフィットワンがありました。ベネフィット・ステーション・プライベートだと、個人の場合、月300円(+税)で会員になれるようです。

フリーランス協会

あと、非営利団体の「フリーランス協会」に入ると、福利厚生サービスのWELBOXというものが利用できるようになるようですね。しかもフリーランス協会の会費(年会費1万円のもよう)は経費に計上できるし、WELBOXを利用できるようになるために別途料金がかかるわけではなさそうなので、フリーランス協会そのものに興味がある人ならいい選択肢かもしれません。

ちなみにこのフリーランス協会、フリーランスによさげな保険に入れそうなのが魅力的だなと感じます。私の周りで入っている人がいたらぜひどんな感じか聞きたいものですが、今のところ知っている人は入っておりませぬ。。。

CLUB CCI

Club CCI」は、東京商工会議所が運営している福利厚生サービス。こちらは、東京商工会議所のメンバーでないとダメみたい。でもすでにメンバーだよって人は、申し込めば月々785円〜もしくは1100円〜から利用できるようです。

中小企業勤労者福祉サービスセンター

私が個人的にいいなと思っているのは、東京都がやっている中小企業むけの福利厚生サービス、「勤労者福祉サービスセンター」です。

中小企業とは書いてありますが、従業員数300人以下の規模の中小企業か、そのような企業に勤務している個人が入れます。個人事業主も大丈夫だと思います(ご自身がお住まいのセンターにご確認ください)。

ちなみに、この勤労者福祉サービスセンターは自治体ごとにあるようで、東京都の場合は、区や市ごとに28のサービスセンターがあり、事業所の住所や個人の居住地にあるものに加入するようです。

東京都以外の方は、こちら↓で全国の勤労者福祉サービスセンターが探せます。

それぞれの自治体の勤労者福祉サービスセンターに加入すれば、上記の全国中小企業勤労者福祉サービスセンターのサービスも活用できるそうです(自分の地元のサービスセンターに入ることなしに直接、全国中小企業勤労者福祉サービスセンターに加入はできないようです)。

東京都の方は、下記のサイトに都内のサービスセンターが一覧になっていますので、お住まいの地域のサービスセンターをご確認ください。


入会金200〜300円、月会費500円前後で「人間ドックの補助金」「スポーツクラブの法人利用」「カルチャーセンター利用時の補助金」「レジャー施設利用の割引」などが利用できます。具体的にどんな施設が利用できるか、いくら割引になるかは各区や市で異なるようです。

ちなみに、映画館の鑑賞チケットが割引になる場合や、ならない場合、なる場合でもどの映画館が割引になるのか、などもその勤労者福祉サービスセンターによって異なるようです。

私の場合、スポーツクラブの都度利用券が購入できるというのが魅力に思いました。スポーツクラブの月会費が例えば1万円だとして、週1回、月4回通ったとしたら2500円。でも都度利用券をもっと安く購入できたら、月に月会費500円を払ってもお得かもしれません(私の場合、月に4回も行かないのでもっとお得になる!)。

ということで、探せばフリーランスが活用できる福利厚生サービスって意外とあったんだ!という発見をした、というお話でした。

今現在は、新型コロナウイルス感染拡大の予防で行動が抑制される日々ではなかなか福利厚生サービスも活用するのも難しいですが、普段通りに過ごせる日々が戻ってきたら、こういうものをうまく活用して、楽しいフリーランス生活にしましょう〜!

PS:このページはアフィリエイトでもなんでもありません。また、紹介した福利厚生サービスと私は、一切関係ありません(一番最後に紹介した勤労者福祉サービスセンターには加入しましたが!←まだ何も利用はしていませんが汗)。リンク先のサービスに加盟するか否かは慎重に検討の上ご判断くださいね。

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