2014年7月7日月曜日

マインドフルネス統合認知行動療法


京都に行ってきました。
目的は、マインドフルネス統合認知行動療法(MiCBT)の日本初となるワークショップ(WS)への参加でした!

臨床心理士の方々が対象のWSなので、地理的な問題以前に私は完全アウェイだったのですが、主催のMiCBT日本研究会の皆様にとっても温かく迎えていただきました

当然ながら私は心理士でも何でもないので、治療効果や心理学的側面については、「手に取るように分かる」というわけにはいきませんでしたが、仏教の始まりである、お釈迦様が人々を苦しみから救いたいと考えたことが、こうして2500年後に実際に、人を苦しみから開放することを目的に医療の場で活用されているというのがとても興味深いというか感慨深いなと(今さらながら)思いました。

ちなみに、MiCBTとは、一般的な心理療法である認知行動療法と、ありのままの心を観察する瞑想法であるヴィッパサナ瞑想を完全統合させた心理療法だそうです。

WSではいくつか具体的な事例も紹介されたのですが、とても効果があるようで、このような治療法がもっと一般的になって、より多くの人が苦しみや辛さから開放されたらいいな、と思いました。

それからもう1つ非常に興味深いなと思ったのは、マインドフルネス統合認知行動療法やNLPといった心理学でも、それから引き寄せの法則やホ・オポノポノといったスピリチュアルの世界でも、言っていることの基本は同じということ。

すなわち、「すべての源は自分である」ということ。

「あの人にあんなこと言われた/されたからムカつく」ではなくて、起こった事象に対して反応しているのは自分。だから相手を変えようとか避けようとしても解決にはならない。解決するには、自分(の捉え方)が変わる(を変える)しかない。

私が翻訳のお手伝いをさせていただいた『マインドフルネスをはじめたいあなたへ』の原書タイトルは『Wherever you go, there you are』です。
「どこへ行っても、そこにいるのはあなた自身」。
つまり、自分から逃れることはできない。
何かを変えたいと思って外の世界を一生懸命変えようとしたところで、自分自身が変わらないと何も変わらない、という意味がこのタイトルには込められています。

MiCBTでは最終的に慈愛の瞑想(生きとし生ける全ての命の幸せを願う、仏教の瞑想法である慈悲の瞑想と同じだと思います)までもっていくそうです。

「自分は、MiCBTのおかげで、諍いや葛藤の原因が自分であることを理解できた。でも私に対して怒っているあの人はきっとその人の怒りはまだ私のせいだと思っているだろう。あの人の心にも平安が訪れますように」
…これは挙げられた一例ですが、このような思いを込めて瞑想するそうです。

世の中の誰もが本当にこのように感じることができたら、この世はまさに幸せな楽園になりますよね。