政治的な発言しちゃいますけど

2026/07/30

ひとり言

t f B! P L

先日、翻訳者の集まりにお邪魔したところ、私のツイッター(X)をフォローくださってるという方から、「(ツイッターで)政治的発言が多いですよね」と言われました。特に咎められている感じはしなかったものの、つい「あっすみません💦」と言ってしまいました。


その方が果たしてどういう意味で「政治的発言が多い」とおっしゃったのかは分かりません。ただ事実として指摘したのか、それとも批判的なニュアンスがあったのか、それとも「もっとやれ~!」という意味だったのか(それはないかw)。


それに対して私がつい謝ってしまった理由は、翻訳の情報収集がしたくてツイッターをしている人だったら、それ以外の話はノイズでしかないかなと思ったのが主な理由でした。また本来の私は、政治に関心はあるものの、ツイッターはあくまでも息抜きの場として楽しく猫の話やら翻訳の話やら見た海外ドラマの話やらをしたいと思っていました。ところが現政権になってからというもの、いろいろと理不尽だと思うことが多くなり、ついツイッターでもそのような発言が多くなっていたので、本来の楽しい使い方ができていないという思いもあったかもしれません。


ただ前述の通り、ツイッターでそのような発言をしないからといって、政治に関心がないわけではありませんでした。


私は若かりしころ、選挙で一切投票したことがないほど政治に興味がない人間でした。当時は今よりもさらに自民党一強で、私一人が票を投じたところで何も変わらないだろうと思っていたし、特に変えたいとも思っていなかったからです。


ところがイギリスに住み始めたら、政治がとてもおもしろいことに気づきました。内閣に対してshadow cabinet(影の内閣)というものがおり、まるでバスケのマンツーマンのように大臣に対してshadow minister(影の大臣)が正式な大臣のやることを見張っていたりするのです。なんか「影の内閣」とか「影の大臣」ってショッカーみたいな悪者的な響きがないですか(笑)もちろん与党が善で野党が悪というつもりはまったくないのですが、そのようなコントラストがはっきりした分かりやすいイギリスの政治がとてもおもしろく感じたのでした。


そして1997年。約18年間続いていた保守党が総選挙で敗れ、トニー・ブレア率いる労働党が政権を握りました。このときの総選挙は、選挙権のない私もワクワクドキドキしながら夜更かしして開票されていく様子をテレビで見つめていました。これだけの転換点に自分が「票を投じる」という形で参加できないことをとても残念に思ったことを覚えています。


そして政権が変わると、移民法も変わりました。私自身は大きな影響をほぼ受けなかったのですが、それでも、参政権のない外国人も政権が変わると影響を受けるんだな~と思ったことを覚えています。そして、政権が変わるといろいろと生活が変わるんだ、と思ったことも覚えています。そのため、前述の「政治に参加できない」ということが余計に悔しいような、残念なような気がしました。


こうした経験があり、帰国してからの私は、自分が票を投じられる機会であれば地方選挙であれ国政選挙であれ、必ず行くようになりました。イギリスの経験があったことで、せっかく1票を行使できるのにしないなんて、そんなもったいないことしたくない、と考えるようになったからです。


日本では今も、政治的な話には興味がない人が少なくなく、政治の話をすると嫌がられることもあるかもしれません。2019年公開の映画「新聞記者」で、政治家が「この国の民主主義は形だけでいいんだ」というセリフを言うシーンがありました。この言葉が日本のあり方をよく表現しているよな~と思います。


無関心のままい続けるのではなく、自分とイデオロギーが違う人を攻撃するのでもなく、もう少し政治について私たち一人ひとりが真剣に考えるべきなのではないかなと最近は特に強く思います。

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