英国・ロンドンで6年強を過ごした経験をもとに、「活きた」日本語・英語による翻訳・通訳・ライティングを行っている松丸さとみです。

主にニュースサイト (BuzzFeed Japanなど)での翻訳のほか、ライティング(Newsweek(ニューズウィーク日本版)NewSphereなど)もしております。

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2011年11月20日日曜日

ランニングで哲学


今年もやってきました、葛西臨海公園での4時間ラン!
通っているジムが主催する、ホノルルマラソンに出る人や、長時間のランを練習したい人たちが各店舗から集まってただひたすら葛西臨海公園を走る!という練習会です。

去年もブログに書きましたが、前回は朝は雨模様だし、独りで参加だし、気分が重~い4時間ランでした。

しかし!
今年は快晴です。
しかもとっても暖かくて、長袖を着ていたのですが急きょ、半袖に着替えたくらいでした。
去年と同じポイントで写真を撮ってみましたが、明るさが違います!

さらに、いつもサンデーランニングで一緒に走っていて、色々とジムのランニングイベントに参加している女子2人と一緒
心強いです★

さてこの4時間ラン、13キロちょっとの葛西臨海公園を、前述の通りただひたすら、4時間かけて走るというものです。
普段は1時間程度、10キロも走っていないので、フルマラソンに向けた心の準備に最適です。

今回は、どこかの団体が主催のウォーキング・イベントと一緒になってしまい、公園内は親子連れ、カップル、グループ、とにかく人出がすごかったです。
そして、前をチョロチョロ走る子供たちをよけながら進むのにかなり体力を使ってしまった気がします。

さて実際のランニングですが、いつもはサンデーランニングなど、複数人で楽しくおしゃべりをしながら走っているのですが、今回は自分のペースでただひたすら走ります。
なので、ランニングの醍醐味(?)、まさに「自分との闘い」になります。
今回は、とっても哲学してしまった4時間ランでした。

独りで走る時にいつも思うのは、ランニングって本当に人生と似ているな~、ということ。
人生をランニングに例える人は多くいますが、それも本当によく分かります。

例えば苦しくなっても、他に誰も代わりに走ってくれることはできません。
自分が自分の足で進まない限りどうにもならないし、ゴールから近づいて来てくれることもないのです。
でもその代り、少しずつでも、立ち止まりながらでも、前に進むことを止めなければ、必ずゴールには到着できます。
なので、大切なのは、どんなにゆっくりでも、ゴールを諦めず前に向かい続けることなんだなー、と。人生も同じなんだな~、と。考えながら走っていました。

そして、走っている最中に「終了まであと3時間もある~」とか、「まだ4周しか走ってないや~」とか考えて気が滅入ってしまったのですが、「今」に焦点を当てると、だいぶ気が楽になりました。とにかくその瞬間、目の前に広がる景色を楽しみ、走れる自分の健康に感謝し、身体の痛みや苦しみと対話しながらスピードを調節していけばいいんだ、4時間走るというのは単なる結果に過ぎない、と。
これも人生と同じで、未来を心配したり過去に囚われて、「今」目の前にある美しいもの、楽しいものを満喫することができないとしたら、なんてもったいないことでしょう!
走ることも生きることも、「今」の瞬間を大切にすることでより心の余裕が生まれるし、充実するんだな~、と考えていました。 

また、4時間ランに参加している人たちの中には、とても速い人たちがいて、4時間のうちにフルマラソン分も余裕で走り切ってしまうくらいです。
そんな人たちは当然、途中、何度も私を追い抜いて行きます。
でも、すでに私の何周も上回る距離を走っているにも関わらず、彼らは涼しげな顔で振り返りながら、「頑張って~」と私にエールを送りながら追い抜かしてくれるのです。
ああいう人たちは、人生に例えたらAdvanced soul、きっと生きる術を熟知しててアドバイスしてくれ導いてくれるような存在なのかしらね~。。。などと、まぶしい背中を見つめつつ考えてしまいました。

さて、ランの残り時間もまだまだなある時、かなり体力を消耗したと思しき人が私の後ろにぴったりくっついて走り始めました。
息はゼーゼー上がり、足も引きずっているのか、ランナーらしからぬ物凄い足音を立てながら私の背後を走っています。

気になって仕方なかったので抜かして欲しいな、と思い、スピードを緩めました。
すると彼女も合わせてスピードを緩めるではありませんか。
で、じゃあ先に行かせてもらおうと思い、ちょっとスピードを上げました。
すると彼女も合わせてスピードを上げるではありませんか。
え~。。。どうやら私をペースメーカーとして使っている模様。。。

しかししかし、これも人生と一緒だな~、と。
人生はステキな出会いだけとは限らず、気に障る人、苦手な人、自分の行く手を阻む人などなど、 色々な人が登場しますよね。
そんな人にも、いかに心を乱されず、自分のペース(つまり自分らしさ)を保ち続けるか。
これって、いかに平常心を保てるか、ということの訓練になるな~なんてことを考えました。

ちなみにこの女性と私の併走の結末ですが、あまりにも苦しそうに走っているその女性を心配したインストラクターさんが、ペースを落とすようにアドバイスして、彼女は私から離れて行きました。せっかくなので平常心を保てる訓練をさせてもらおうと思ったものの、離れてくれて内心、かなりホッとしました(^^;)

結局この日は、3時間40分で30キロ強を走りました(120分以上かかると時間切れになるため4時間を前にストップ)。

同じところを走り続けるのはなかなか辛いものがありますが、少しだけですが紅葉もあったし、キラキラした海(江戸川??)の眺めも楽しめ、走りながら哲学をした素敵な秋の葛西臨海公園でした。